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林業の成長産業化に向けての取り組み
昨年行われた林業躍進プロジェクト
二年目はどの様な動きをしていくのか
これまでの統計・・それぞれの立場での気付きや意見を述べ合った

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熱い思いを語る甲岡鬼北町長、愛南、松野、宇和島市長さま・・


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木組みの家宇和島研究会 與那原会長とともに・・

踏ん張っている皆様から人材の確保育成には先が見えないという多くの困りごと。宇和島市長さんは報道に女性進出という希望を見たが地元はそうではないのかと。
甘くない現実がひしひし・・

私の申し上げた思いや願いは、少し突飛かもしれない・・(要旨・長くなるが)
最近いくつかの外国から馬鹿にされるような言動があるたび日本人の誇りって何なのか考えざるをえない。
日本はものつくりの技術、精神面でそのような国と比較しても引けを取らない。
現代は格差社会が顕著になりつつ安さ競争に流れ、仕事は単純作業を簡単に行う傾向となっている・・
その結果、昔から育んできた日本人の器用さ緻密な考え、山とともに生きた尊い知恵が活用されず、伝統の疲弊、地方の空洞化にも拍車が・・

昨年来木造の公共建築物が建てられ、地域産材を使ったのは良かったが地域の伝統を100年先まで残すよい手立かどうか。というのは、現場では木組みが鉄板のボルト締めに代わり、長いボルトを木の中に通しナットで締めるような構法であるため伝統構法を要するものでない・・
のみや鉋の研ぎ場がない、つまり腕をふるう必要がないと大工が私に嘆いたこと・・
大規模構法に加え+伝統の素晴らしさを表現する部分を盛り込むなど、もう一歩踏み込んだ公共建築の推進をお願いしたい。

本物の大工が消滅してしまう危機感を誰もが持っている・・
(プレカットも価格競争には有効だが、大工さんの修練の場が減り材を選ぶ山側の目利き技術も損なわれていないか、補助金をつけるなら職人技術を使用した構法にこそ付けてもらいたい程なのだ。要は難しいことをやり遂げる能力のある日本人に簡単なことを押し付けていないか。)
今、付加価値の高い仕事を取り組まなければ安さ競争で生きていけるのか川上も川下も。

伝統は必要だからこそ残ってきた・・手間を掛け良いものを持ち、長く使っていけば将来の無駄を省き、ゴミが少なく環境が損なわれない。
地域の伝統、山、職人の持つ能力を活用し地域の仕事や暮らし、環境が元気になる住まい方や建築をしてじゅんかんを図ってきた日本の知恵がある・・

常に工夫と進化が問われるのはいつの時代もそうだろう。何千年もかけて残ってきたものは、その中でも洗練され必要だから省略ができない・・
コア技術は過去の遺物ではなく、現代に生きる基本的に優れた遺産なのだ。

さまざまな法律と縛りが付けられ、大工さんの自由に家が建てられない現代・・伝統構法そのものを生かした現代の家造りに改めて挑戦しなけらばならない・・
なんということか・・こんなにも長い独り言になってしまった^^!