錦帯橋平成の修理記念と刻まれて・・
やさしげなカーブを叩きだし
ぐいっ!ぐいっと押し分けた木の中で一千年じっと耐えますか・・
とんてんとんてんかんこんかんこん90度振りぬいて鍛えたこの角が、びしりと抜けに抵抗しそう・・
厳島神社こけら葺き・・
重要文化財松山城修復用巻頭釘・・
くぎを刺すたとえから連想される釘の大きさはいかほど?
A4サイズの用紙を壁に止めるピン? 滅多にブツを使わない今の世の構造では、白鷹氏の前に置いてあるモノはいたずらに大きすぎて、目に入らないー♪ ・・・^^!
この釘はいたずらではない・・大極殿の大釘として重要文化財を締めくくるひとつに・・
国宝室生寺・・唐招提寺・・等々
愛媛松山市出身の白鷹幸伯氏・・
薬師寺西塔再建で西岡棟梁が一千年もつ木で西塔を造るから釘も一千年もつものを作れと言われたそうな・・古代の製法として普請に使うやりがんなをたくさん作り薬師寺に寄付されたそうな・・
純度の高い純鉄を鍛えれば表面が錆びて中が極めて腐りにくいそうな・・日本鋼管にそこのところを特別製でつくってもらって・・
だから、世界のなかでこのようなことは日本でしかできないんだとも言われていました。ほんと素晴らしいことですね。誇りに思います♪
筋が通っていることがびしっと伝わってくる釘の姿勢ですね・・
白鳳型和釘 薬師寺再建用 ザ!千年の釘・・
取り組みがほんものの文化を継ぎ、守り伝えていく・・
現代に咲かせる伝統構法というのでしょうか・・
だから、甘いこっちゃない,本物を研究し本物をつくるということは・・
積み重ねてつみかさねて、それはできていく・・目標をもった己によって完成度を上げていく・・
己の完成予想図が細かく・・未完成に妥協しない。満足度は極めて高いところに。
そんな光を放つ手仕事・・素敵です♪