地震の激しい揺れにどのようにもたすのか


を思うとき・・


免震構造や、 最近では水を使って浮力でもたす方法なども現れた。


これらは公共性の高い建物や避難場所として街なかに指定する場合を想定されている。


かかる費用も半端じゃないし、個人の住宅では効率的かつ確実な構法が求められると思う・・


今の建築基準法では鉄板の金物をビス止めしたりホールダウン金物だったり・・


これは長時間経過したときに・・加工された木の寿命と継手、仕口部分の寿命と、あるいは合板を使った耐力壁の寿命と・・30年、40年経過したら・・



60年、80年ともつ無垢の構造体を活かしきっているのか・・


なんだか気になるよ


木にならない、木にいらない、木にしようよ・・^^!なんてね~♪



流れに逆らうつもりでいるわけではないが、本気で取り組もうとすればするほど


・・


時間の経過した建物の木と金物の部分が自然にゆるんだりするのを見たりすれば・・



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(なんだか、今日はつれづれにぼやいているようにも見えるが、ほんとうは、日本建築のゆがみを直すべき基準法の変革の時期・・その流れがやってきている・・期待感と危機感の両方で・・光に向かっているだけなのだが、一般化するまではなかなか理解されないと思うんだよね・・)



木と金属というものは性質が違いすぎるから、適当な使い方をしなければいけないし、耐用年数の長い建物にするためには、継手はやはり木と木を組んで造り、


金物に頼ることは極力さけることが大事だと思うようになる。



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単なる思いつきでおうちをつくることはできなくて、まずはかなり綿密な設計がなければよいものにはならないことがわかる。総合的にまた個々の部分についてしっかりとした考慮がいる。


それから木と木を組める大工さんが少なくなっている。ここが深刻な状況。


日本のという視点で家をつくらない・・学校というところでは、日本建築での造り方を詳細に教えないで、鉄筋コンクリートや鉄骨造を主に教えられるからだ・・何かにマインドコントロールされて、日本人が日本の良さを認識しないで洋風化してきたとすれば・・日本の山の木が切られずに放置され、地域の成り立ちを無視した思考と経済活動によって、結果的に日本中が衰退に向かっているような・・?



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大工さん本来の仕事が激減し、ビス止めとボンドを多用する仕事が激増したのは、本当の意味での木造の家づくりよりも、基準法が通ればいいとした建て方に取って代わられたというのが実情ではないだろうか。



仕事と修練の場がなければ、構法と道具が衰退し途切れる・・


ぽつりぽつりしか本当の修練者がいないところ・・もう十年もすると


大変な事態となるという話・・小さいも大きいも、仕事の基本は同じだし・・


基本を外したやりかたを続けると、できなくなるし、もとに戻るのは至難の業であろう・・



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構造体の構成は住まいの空間そのもの・・


ねらいと実際の構法とが合致するまで・・綿密な対話がいる・・


奥が深いのが木組みの伝統構法の魅力だ・・



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動くことは地面の揺れをまともに受けずに免震している状態だ・・


(前にもブログした、講演会での写真)


風対策との兼ね合いもあるが、地震対策にはアンカーボルトを切る方がよいとされる時が来るのではないかという見方をされる方もいる。


柱が基礎から落ちないで動きやすくする方法とは・・




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(講演会での写真)



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基準法にこの設計法が現れるのが楽しみだ・・


(講演会での写真)



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あとの座談会の始まる前のひとこまで失礼おば・・



あ、明日はすぎもり先生の貫構法の試験結果について、研究室におじゃますることになって、ついこのようなぶろぐ内容になってしまった・・


だらだらのつぶやきですいません。(読んで頂いた方に)