茅葺き屋根というのはめずらしい
軒の出を組み物が支えている
頂部は杉皮ぶきに見える
内部を風雨から護る一枚の板壁
シンプルにしてしっかりとした構造
柱の頂部はかしらぬきで結ばれ、柱の天に水平に通る台輪で強くなる・・
和様ひじ木というのでしょうか
柱の上の台輪の上におおます(大斗)を載せ、
わくひじ木を張り出して、巻き斗2対と中心の方斗、
巻きますの上にそれぞれはかりひじ木や通りひじ木をのせる
(立体的に外端は天秤状、内部の連続する部分は通しとなるようだ)
はかりひじ木に(天秤のように)巻き斗をのせる
軒桁のがんぎょうを受けるのに、ぐらつかないよう
がんぎょう下のさねひじ木と巻き斗、真ん中の方斗がしっかり組み込まれて
屋根の荷を下の柱へと導いているのが組物ということでしょうか。
軒桁の位置を柱芯から一段外へずらして、より大きな屋根の傘を開き
風雨をしのいで、しかも美しい・・・
・・東を向いて扉が開かれている
建具の組子
円円円円、円が重なると美しい模様と感じる
人の縁を通して
ひととひとの円が重なっていく社会
美しい景色となればいい・・・
まもって戴くひとの、きもちの息吹きが感じられます
一間厨子のなかには
薬師如来坐像
西南の外壁と軒・・・
三間と三間のあいだにデザインされている三間堂
こうしてみなさんの気持ちとお力で復元され
護っていただいていて、よかった・・・合掌♪^^